ガミースマイルとは、笑った時や話をしている時、歯茎がたくさん見えてしまう口元をいいます。
ガミースマイルとは、笑った時や話をしている時、歯茎がたくさん見えてしまう口元をいいます。どんなに歯並びが綺麗でも、歯茎が目立ってしまうような口元では、笑顔も台無しになってしまいます。
ガミースマイルになる原因には、口元をコントロールしている筋肉が上唇を必要以上に上げてしまう場合や、上あごの骨が長く、前に出てしまっている場合などがあります。このような場合、自然に治るということは少ないので、手術などんの治療が必要になってきます。治療法は原因に応じて異なりますので、専門医に正確な診断をしてもらう必要があります。
ガミースマイルで悩んでいるのは、大人だけでなく子供も同様ですが、乳歯が生えている幼少期に前歯の歯茎が見えている場合、永久歯に生え変わることにより、ガミースマイルが改善されたという実例もあります。
また、両親が共にガミースマイルで、その子供が優性遺伝によりガミースマイルになるというケースもあります。小学生低学年の時期には、上あごと下あごのズレを解消する治療を施し、小学生中学年以降は、上あごの骨の成長を抑制する治療をするなど、遺伝の場合でも治療によっては、大人になる前に改善することもできます。しかし、成長段階では、完全に改善できるとはいい切れないので、高校生くらいになってもガミースマイルが気になる場合は、さらに最終治療が必要になります。
指や舌の悪習慣で、上下の噛み合わせが悪くなることも、ガミースマイルの原因の一つです。口の周りの筋肉が一般の人よりも弱いことも、ガミースマイルの原因になっているので、生活習慣を見直すことも必要になってきます。
ガミースマイルの治療方法に、美容外科や形成外科で受けられる「ボトックス注入」というプチ整形があります。この治療法は顔の表情筋のみに効果があるプチ整形で、ガミースマイルの他にも、額や眉間、目じり、えら、オトガイの治療にも使用されています。
ボトックス注入には、ボツリヌス菌から抽出したボツリヌスタイプAトキシン製剤が使用されます。皮膚や口腔内を切るような、メスを使う手術に不安がある方とっては、気軽にガミースマイルを治療できる方法といえます。ボトックスは表情筋の緊張をゆるめたりするなどの”筋肉の過剰な活動を抑制する効果”があり、笑うと歯茎が見えすぎてしまう筋肉の動きを抑制させる治療法です。
ガミースマイル治療法であるボトックスのメリットは、誰にでも効果が出ること、注射による治療なので、傷や腫れがないことが挙げられます。また、デメリットは、まれに内出血してしまうこと、効果が持続するのは5〜6ヶ月程度である事。この治療法は、時期が経てば再びガミースマイルに戻ってしまうため、継続的な治療が必要です。
ボトックスは、比較的簡単にガミースマイルの治療を行うことができますが、そのクリニックによって効果や副作用などの違いがあります。安心して治療を受けられるよう、実施例の多いクリニックで事前のカウンセリングを十分に行う事も大切になってきます。
ガミースマイルの程度が重度の方の治療は、「筋肉切除法(Miskinyar法)」を行います。こちらの治療も、美容外科で受けることが可能です。
筋肉切除法の手術方法は、歯茎の左右各1ヵ所を2〜3cm程度切開し、上口唇付近の上口唇筋群を切除する手術方法で、十分に止血した後、問題がなければ縫合します。状況に応じては、耳の後ろから切り取った軟骨を、鼻と歯茎の境目に移植する処置や、インプラントを行うこともあります。
ガミースマイル治療のための筋肉切除法では、その人によって処置が違う為、手術時間も60〜90分程度と幅があります。筋肉切除法も自然に溶ける糸を使うので、抜糸も必要ありません。耳介部だけは1週間後に抜糸が必要になります。
このガミースマイル治療も、手術後1週間程度は腫れの症状が出ます。また手術後1〜3ヶ月程度は上唇の感覚が戻らないようです。上歯茎の周辺には細かい神経が無数にあるため、不慣れな医師の場合には粘膜を傷つけ、皮膚に損傷を与えるなどというミスも起こっています。筋肉切除法でガミースマイル治療を行った場合も、手術後シャワーは入れますが、入浴は翌日以降からが良いとされています。また、刺激物なども控えた方が良いようです。