インフルエンザ検査

インフルエンザの検査は、ここ数年で迅速かつ容易にできるようになりました。熱が出て2日以内ならウイルスの量が多いので、このタイミングがインフルエンザ検査に適しています。
多くの医療機関ではインフルエンザ検査キットを備えており、15〜20分で結果が出るようになっています。
数年前までは、A型インフルエンザウイルスだけしか検査できなかったのですが、2001年にはA型、B型両方を区別して検出することができるようになりました。
しかし、ここで注意していただきたいのが、インフルエンザのウイルス量が少なくて検査結果が陰性(マイナス)になる事があります。陰性だったからといって必ずインフルエンザにかかっていないとは言い切れないということです。つまり、検査は100%正確な検査ではないのです。
その場合でも、症状からインフルエンザが疑われ、ウイルスに対するお薬が出る場合があります。また、同じ年に人によっては最初にA型、治ってからB型と二度かかる場合もあります。
以下は、インフルエンザ検査に関するいくつかの注意やポイントです。ぜひ参考にしてください。
>>インフルエンザキット

インフルエンザキットによる検査

インフルエンザキットによる検査は、以下の(3つ)いずれかの方法で、検体採取をします。
・鼻腔拭い液(鼻の奥に綿棒を挿入し、鼻甲介を数回こするようにして粘膜表皮を採取します)
・咽頭拭い液(のどの奥に綿棒を挿入し、数回こするようにして粘膜表皮を採取します)
・鼻腔吸引液(吸引用チューブを鼻の奥に挿入し、鼻汁を採取します)
検体を取られたあとは簡単に検査できる専用のキットを使って検査しています。キットはメーカーによって多少違いはありますが、測定原理や操作手順はほとんど同じです。
@まず、採取した綿棒を検体処理液に入れてよく絞り出し、採取検体を抽出します。
A検体処理液に専用の滴下チップを付け、反応カセット(インフルエンザキット)に数滴滴下します。
B15分後に判定部のラインの有無により判定します。
インフルエンザキットによる検査の判定結果は”A型陽性””B型陽性 ””陰性 ””無効”の4種類のいずれかになります。

>>インフルエンザ用マスク

インフルエンザ検査を受ける場合の注意点

・発熱後すぐに検査を行わない。
もし、発熱後24時間以内に検査をして陰性であっても、症状が改善しないようならもう一度検査することをおすすめします(発病後1日以内は感度が低い)。実際に1回目の検査で陰性であった人が2回目では陽性になることはよくあります。
・のどや鼻の入り口付近で検体を採取した場合。
検体採取においては病院任せになりますが、ウイルス量が少ないために偽陰性であることも考えられるので、気になるようであれば別の医療機関でもう一度検査して下さい。
・検体に血液が混じっていた場合。
わずかな血液であれば結果に影響しませんが、鼻血や多量の血液が付着した場合、偽陽性になる可能性がありますので,出血のない時に検査してください。
★インフルエンザ陽性の場合は、早めに治療し、体を休め、他の人にうつさないことが大事です。最近、インフルエンザに対するお薬が開発されました。症状が出て早く服用しないと効果がないとされていて、3〜5日位処方されます。服用するとしだいに症状がやわらいできますが、安静にして、十分に水分を補給しましょう。

>>除菌・殺菌、手洗いは?



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